「へえ〜ペダル使わなくても指だけでこんなことできるんや!」
キラキラした目で言った小学生の生徒さん。
片手でメロディーと内声を弾く初めての曲でした。まずは楽譜の見方からゆっくりやってみて、翌週のレッスンで内声を弱く弾くことをやってみました。
そこで、こういう曲になるのよ、と私が弾いてみせた時にこう言ったのです。
ペダルを踏むと響きが綺麗になることは知っているけれど、それがペダルを踏んでいないのに響きが綺麗なんだね、と言っているわけです。
ちゃんと聴いて分かったのね、と私もとても嬉しくなります。
聴いてみて、感じたり感激することは、音楽をすることで一番大切なこと。
美しさが分かるのは、指を動かすことより大切なのです。
そして、それが分かるからこそ、またピアノでその美しさを目指すことができるのです!