もう発表会本番まで1ヶ月を切りました。
この時期になると、暗譜も不安なくほぼ仕上がっていて、あとは弾き込んでいくようになっていればベスト。

 

ところで、暗譜は大変でしょうか？

 

だいたいは練習していれば自然に覚えます。
特に子どもの生徒さんはほとんど自然に覚えてしまいます。

ですが、曲が大きくなるとそうはいかなくなり、暗譜のための練習も必要になってきます。

 

でも、暗譜すれば、演奏中に楽譜を見るという作業がなくなりますね。
すると、更にできることがたくさん。

 

全て指を見ながら弾けますから、テクニック面も目で見てコントロールができるようになります。
また、それによって音楽を表現することに集中できます。
きちんと暗譜していれば曲の構成も頭に入っていますから、歌い方や音色や、様々な表現の仕方をもっともっと考えることができるのですね。

そうして表現できるものが、「音楽」です。

 

なかなか普段のレッスンではそこまで細かく仕上げることはできませんが、発表会だからこそ時間をかけて弾き込んでいくことができます。

 

思い切り音楽を表現できるように、自分の持っているもの全て出し切って、本番で演奏してほしいと思います！